アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY05 [3] 聖池のほとりでひと休み

 

 

聖池のほとりのお土産や 

第一回廊のレリーフを正門側の(北西の)角まで見たら10時。
だいぶ疲れたので、アンコールワット本殿から
正門側にやや離れた、聖池の脇の売店にいって少し休むことにした。

 
階段をおりると、いっせいに売り子がむらがってきた。
手に手に持っているのはTシャツやスカーフや
レーヨンパンツだ。


私は「オッヨー(いりません)」
「ミエンハウイ(もう持ってます)」
「テニュハウイ(もう買いました)」
などと、あらかじめ学習しておいた言葉を言ったら
そんなにしつこくされなかったけど
おじいちゃんはよほどおいしいネギを背負ったカモに見えるのか
完全に包囲されて逃げ道を失っていた。


冷えた飲み物は1ドル


売り子のひとりが「ノミモノ~
コーラ?ファンタ?スプライト?」
と言ってくるのでついていった。
アイスボックスに氷水が入っていて
いろいろなジュースが冷やされている。


この立地だからどんなにふんだくられるんだろうと思ったら
250mlの細いカンが、1本1ドル。ポカリもある。

もちろん町で買ったら半額ぐらいなんだけど
遺跡で冷えたジュース飲んで1ドルなら全然悪くない。
みんながそれぞれドリンクを選んだ。


外の池の脇で飲むつもりでいたら、
まだ小雨が降っているので、
こっちへどうぞと店の中に招いてくれた。

中へどうぞといったって、レストランじゃないんだよね。
洋服屋さんなんだよ。

ついていくと、あばらやみたいな屋根の下、
全方位に洋服がかけられた3畳ほどのスペースに
プラスチック椅子をならべて座らせてくれた。

 

雨よけにクールタオルで頬かむりしているおじいちゃん。
忍者か!

 

気づいて頬かむりをはずすおじいちゃん。
けろりはなぜ変ガオしてるんだろう


ここに入ったからにはおみやげ買えと
どんなにうるさく言われるのかなと思ったけど
全然うるさくされず、しずかに休むことができた。


カンボジアの売り子ってもっとしつこくうるさく
口が悪くてしんどいと思っていたけど、なんか違うな。


前来たときは、子供の売り子につきまとわれ、
買うと約束してもいないのに
「アナタワルイネ!ウソツキ!ウソツキ!」となじられて
大変気分が悪かったものだけど、ああいうのやめたんだな。

 

トイレは裏手のお寺の境内に

トイレの場所をきくと、裏手にあるとのことで、
行ってみた。

お店の裏にトタンでつくったお堂。

はひとり2000リエル(55円ぐらい)とのこと。 

あら?日本語でも書いてあったのね!
気づいてなかったわ

 

おじいちゃんは、すごくトイレに行きたくなって、
行ってみたら自分がお金を持ってないことに気づき、
ショックで尿意がひっこんでしまったんだって(^^;
そんなことってあるんだね。

そのまま出発するわけに行かないから
つきそってもう一度行ったけど。

おじいちゃんほとんど自分で買い物しないから
現地のお金を渡してなかったんだけど
おじいちゃんにもちょっとぐらい
お金を渡しておかないといけないな。

 

アンコールワット本殿から
敷地内にあるお寺の境内への入り口

 

Skypeで連絡とっていたので
第三回郎を見終えた
たろさんとパパさんもやってきた。

 

巨木の下に店がある。

写真残ってないけど、このような店が
何軒もつらなっていた。


でも、大半の客は最初の店でつかまってしまうから
最初の店の一人勝ちじゃないかと思う。

 

 

聖池は一部工事中。
毎朝日の出を見るために、あの右奥の岸に
観光客がぎっしり集まるんだよね。

 

結局そこでは、30分ほど休んでから十字回廊に向かった。

 

沐浴池の赤いドレスの女


十時回廊のまわりには沐浴池があって
いまは水は張ってないんだけど
4つの深い池のあとになっている。
池に入る階段の上部は
ちょっとした舞台のように張り出している。

この舞台のような階段の上部で、上から下まで真っ赤な
ロングスカートのワンピースを着た中国人女性が
モデルみたいなポーズとって写真撮影してた。
おまえどんだけ容姿に自信あるんだよと。

その写真持ってかえってどうすんだよと。
友だちに見せんの?
痛いひとだって思われない?

 

ちなみにこの女性の関係者で撮ってるのは
池の反対側でしゃがんでる男性なの。
でもあまりに奇妙なので
私も写真とってしまったし
ほかの観光客もカメラを向けていた。

 

取り終わったすぐあとに池のほとりで写真を確認し始めるふたり。
目立つからどっか行けよと。(池だけに)


このひとに限らず、観光をしていると、
全身赤で決めた中国人観光客がときどきいた。

 

自分にとってハレの日だからおめでたい赤い服を着るのは
百歩ゆずって許せるとしても(目障りだからほんとはやめてもらいたいが)
道をふさいだり、見どころのレリーフを占有して
長時間かけポーズ変えて写真をとったり、
あげくのはてにそのレリーフの前で写真確かめ始めるのは
本当にやめてもらいたかった。


十字回廊で祈祷するお坊さん


十字回廊のとこでは若いお坊さんたちが祈祷をしており、
白人の家族が祈ってもらっていた。


お祈りの最後に聖水?を、
なんか茶せんみたいなものでふりかけるんだが
その量がほんと容赦なくて、ばっしゃばっしゃふりかけられる。

白人家族のほうは笑いがこらえられないみたいで、
目をつぶったままキャッキャいっている。

 


それを見て、お坊さんのほうもおもしろそう~に水かけてるのが
見てて実に楽しかった。

最初はまじめな顔してやってるのに
お水かけ始めるとニコニコしだすお坊さん。
難しい顔してお祈りしないといけないというルールはないからね(^^)


見ていたたろさんとけろりも「あれやってほしい!」というので
祈ってもらった。

 

www.youtube.com

 

愛嬌のあるお坊さんだった。

 

しかしこのお坊さんいまよく見ると腕周りとか
すごくいい筋肉してんね。
お坊さんがどういう生活してるとこういういい筋肉
つくのかしら。
一時的に出家してるだけで
ふだんは力仕事してる方なのかしら。


私たちは5ドルお布施したけど、お布施の皿には1ドル札が
多かったから、1ドルでもいいんだと思う。

 

パパさんとたろさんは第三回郎へ

 

そのあと、アンコールワット最上部にあたる
第三回廊に向かったら、
またざざっと雨がきた。


第三回廊は、一度にあがれる人数に限りがあるので
ひどいときは2時間待ちという話もきいていた。

列が長ければあきらめよう、と思っていたが
行ってみると幸い行列はなく、待ち時間ゼロだった。


ところが、たろさんとパパさんがのぼろうとしたら
目の前で鎖がおろされ、クローズと言われてしまった。


雨のせい?それとも閉まる時間?ときいたら
雨のせいだという。


雨がやんだらまた開くというので近くにいて待っていたら、
5分もしないうちに雨が弱まって、ふたたび階段が開放された。
たろさんたちは係員にチケットを見せて、のぼっていった。

 

 

よく見えないと思うけど上の回廊から
たろさんが手を振っている。