アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY04 [6] 市街を迷走

 

 

迷走の末にたどりついたのは、アンコールマーケット

 

トゥクトゥクはどんどん南下して、6号線に出た。

 
そのあたりで一度トゥクトゥクを止めてお兄さんが振り返り
「ここでしょ?」と言われたようなんだけど
いや、あきらかにここじゃない。

6号とシバタ通りの交差点に行ってほしいんだけど、
と身振りをまじえてもう一度説明したら走り出した。
しかし走っていく方向は、6号線から離れて
どんどん南下している。


かなり走ってから、運転手のお兄さんは
街角のおっちゃんたちに声かけて何か相談しはじめた。
と思ったら、ひとりが英語で話しかけてきた。


「あんた英語話せる?」とおっちゃん。
「話せる話せる!」と私がいうと
「どこ行きたいの?」とおっちゃん。
「シバタ通りと6号の交差点のトライアングルマーケットに行きたい」
というと、なんかまわりの数人と相談しはじめて
あ~わかったわかった、あれだ、的な雰囲気になったと思ったら
おっちゃんは運転手に向き直ってクメール語で説明し、
また英語に戻って
「説明したから、そこに連れていってくれるから!」
とにこやかに送り出してくれた。


運転手は意思の疎通ができて安心したのか
今来たのと逆方向にまっしぐらに走り出した。
そしていくつかの角をまがってたどり着いたのは・・・!


シバタ通りのアンコールマーケットだった○| ̄|_


「トライアングル」の「アングル」が、
「アンコール」に聞こえたんだろうなあ
でも6号とシバタ通り交差点って
手でバッテンつくって説明したんだがなあ


まあ、いいか!
ここも一度、来てみたいと思ってたスーパーだからね!!

 

だいぶ迷走したので
「予定より走ったからもっと払え」っていうの想像していたけど
お兄さんはむしろ私たちを目的地に(違うけど)無事届けて
ほっとした様子で、
約束通り5000リエルを受け取り去っていった。

 

なんかこの迷走は、私的にはけっこう楽しかった。
集まっていたおっちゃんたちと話して、
カンボジアのひとっていうのは
面倒見のいいひとたちなんだなあって感じがした。

 

さてさっそくそのスーパーに入ってみたが・・・
そのスーパーは、品揃えは立派なんだけど
もうひとつおもしろみがなかった。

高級店というのか、えらそう系スーパーというのか
ヨーロッパや韓国や日本、そしてタイからの
輸入品が多くて値段がすごく高い。

だいたいヨーロッパからの輸入品を、旅行者の私たちが
何もカンボジアで買う必要もないわけで、
ちょっとのぞいただけで飽きてしまった。

 

もう5時近いし、そろそろ晩御飯を
調達しなければならない時間だ。
そういう意味では、ここシェムリアップの目抜き通り
シバタ通りならちょうどいい店があるだろう。

 

LYLYレストラン


少しあるいたら、有名なLYLYレストランがあった。
地球の歩き方にも載っているお店だ。


メニューを見せてもらって、
牛筋麺と肉団子麺と、チャーハン2つを
持ち帰りにしてくれるよう頼んだ。

そのほかに、メニューには載っていなかったけど
店頭で蒸している肉まんが次々に売れて行くので
それも2つ買って帰った。
全部で12ドルだった。

 

帰りはこれ以上冒険しないでPassAppで
トゥクトゥクを呼んで乗って帰った。

 

ホテルに戻り、夕寝していたおじいちゃんも起こして
全員でおばあちゃんの部屋で晩御飯にした。

牛筋麺はこってりとした牛ダシのスープに
とろけるような牛すじ肉がたっぷり入っており
ボリューム満点。

また、店先で買った肉まんも挽肉の餡が
たっぷりつまっておりジューシー。

 

肉団子麺は、麺とスープの袋が分かれていて
持ち帰りのお椀もつけてくれたんだけど
容器に入りきらないし、これいったい何個肉団子入ってんの?
そしてこちらはややさっぱりしたスープでおいしかった。

 

これで全部で12ドルとかレベル高すぎ!
この店があれば、この先滞在中
ほかに何もおいしいものが見つからなくても安心だと思った。


この部屋はL字型の素敵な長椅子があるけど
テーブルらしいテーブルがない。
部屋の外にある小さな丸テーブルがあったので持って入った。
鏡台の前にも同じものがあったけどこれはたぶん
椅子として使うものだと思う。

丸テーブルを隣の部屋からも持ってきて、
3つ並べてテーブルにした。



20年近くまえ、私と母がアンコールワット観光に来たとき
まだシェムリアップパブストリートもナイトマーケットもなくて
夜は寂れきったさびし~い町で
私たちは食べにいく店に困って毎晩ホテルの近所の店で
イタリア料理ばっかり食べていたんだよね。

 

近年このLYLYレストランは毎年必ず
地球の歩き方に載って
日本人にもほかの国の観光客にも
人気のレストランのようだけど、
あなたあの頃からここにいたんですか?って思う。

 

明日の観光のためミニバンを予約

 

さてホテルの受付にはこういう、乗り物の料金表が立っていた。

 

上のほう左側に車種が書いてあって、
並んでる数字は「全日」と「半日」の料金。
私たちはバンに乗りたいので3行目。
半日なので25ドルでいいな、と思っていた。

 

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しかし夕食後、受付にいって、
「明日の午前、半日だけミニバンを予約したいんですけど」
とお願いしたところ、
「ミニバンの運転手は半日だけではいやがります」
と言われてしまった。

 

「え?でも半日の料金書いてますけど?」と聞くと
「そういう意味ではこの料金表は
ちょっと間違ってますねごめんなさい」
と謝られてしまった。

トゥクトゥクでもよければ、半日でアンコールワットだけならいけます
でもあなたがたは6人だから2台必要です。
2台だと税込み29ドルになります」
と言われた。

トゥクトゥクだと遅いし、移動のあいだ揺れるので
おじいちゃんがお尻が痛くなってしまうし暑いし、
やっぱりバンがいいんだけどなあ。
でも半日で45ドルはちょっと想定外だ。

じゃあちょっと考えますといって部屋に戻った。


実はこういう場合にそなえて、っていうか
もし宿の斡旋するトゥクトゥクが高くなってしまっていた
場合に備えて、
乗り物を安く手配してくれる宿を
いくつか調べてあった。

有名どころではタケオゲストハウス。
あと、この近辺のイキイキゲストハウスという
カンボジア人経営の日本人宿が
良心価格で乗り物を手配してくれるみたい。

まずタケオゲストハウスに電話したら
日本人スタッフのひとが出た。
(と思ったが後日、このひとはスタッフではなくて
ボランティア的に手伝ってるお客さんだとわかった)

ネット通話アプリを通して電話したせいか、
音が悪くて言いたいことがよく伝わらず
メールで連絡くださいというので
メールで問い合わせしたら
目的地別の料金表を送ってくれた。

それによると、アンコールワット近辺なら
ミニバン半日25ドルで乗せてくれるという。

そこで明日の朝7時半から予約をお願いした。

その時間にホテルに迎えに来てくれるそうだ。
明日の観光のめどがたってホッとした。


シェムリアップも、夜になるととても涼しくて
エアコンがいらないほどだった。