アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY7 [3] オールドマーケットの宝石店

 


TOPUPカードはどこで売っている?

今日でカンボジアに入って4日目になる。

一応、現在のSIMのプランは7日間有効だけど
期限が切れる前に、早めに準備しておかなくちゃ。

 

アジアのプリペイド式SIMはたいがいそうだと思うんだけど
ここカンボジアも、SIMのインターネット接続プランが切れた場合
①トップアップ(TOPUP)カードを買うなどしてSIMにチャージ
②新しいパッケージプランに申し込み
という手順で、同じSIMを継続して使用することができる。


そういうわけで、ひとまずはSIMに料金を追加するための
TOPUPカードを買いたいと思っていた。

電話のTOPUPカードは
店先に電話会社のマークの
札を下げてる店なら置いている。

歩いているときにその札を見つけたので
あ、ここで売ってるなと思って
見回したが電話屋さんでもなんでもない
そこはお米屋さんだった。

写真右上、緑の札が下がってるでしょう?


半信半疑で「トップアップカード
ミエンテー?(あります?)」って聞いてみたら
「ミエン、ミエン(あるある)」と言われた。

下がっていたのはSmartの札だったけど
「metfoneミエンテー?(あります?)」ってきいたら

あるというから、2ドルのTOPUPカードを3枚買った。


オールドマーケットが停電

 

さて、さきほどの宝石店でこりたのかとおもいきや、
たろさんが、オールドマーケットの宝石店にも
行ってみたいという。

カンボジアはルビーが有名なので
せっかくカンボジアに来たのだから
カンボジアで買ったカンボジア産のルビーです!というものを
買って帰りたいんだって。


では、と宝石店にむかおうとしたら
なにやら市場内が暗い。

 

さっきからこんなに暗かったかな?
電気がついている店もないわけじゃないんだけど
光が青白くて、かろうじてLEDの非常灯で
照らしているみたい。
どうやら停電になったようだ。 

外光が入ってる通路だけは明るいけど
店の中が真っ暗・・・


光がなければ宝石の色や品質がわからないので
停電のさなかに宝石を見にいくというのも
ナンセンスな感じがするけれども
せっかく目と鼻の先に宝石店があることだし
どうしても行きたいとたろさんが言うので
つきあうことにした。

 

オールドマーケットの宝石店


宝石を取り扱うエリアには15軒ぐらいのブースがあって
そのうちのひとつを覗いていたら
お店のお姉さんがにこやかに石を出してくれた。


あなたはどういう石が好きなの?
何色の石?ここにある中で好きなのある?
と次々に出して見せてくれようとする。


ショーケースに5センチ四方ぐらいの箱がならんでいて
それぞれの箱の中には、サイズの近い石が
きれいに並べられている。

サイズの小さい石から20ドル、25ドル、
こちらの大きいのは35ドル、
と紹介してくれた。

ここの石は、さきほどの対岸のお店みたいに
見事に同じサイズ、同じクオリティじゃなく
多少濁りもあったり、インクルージョン(含有物)や
小さな欠けもあったりして、本物であることは間違いなさそう。

だけどルビーっていっても、欠けやインクルージョンがあって
適当なカットをほどこしているものは、
日本でも1000円ぐらいで買えることがある。

産地のカンボジアでこの程度のクオリティのルビーが
20ドル30ドルするというのは
若干納得いかない気もする。

 

謎の機械でクオリティ保証?


35ドルのトレイの中にたろさんがちょっと気になる石があって、
これは安くならないの?と聞いたら
「これはもともとすごく安く出してるからまけられないの
でも品質は間違いなしよ」といって
何やらペン型の機械をとりだした。
機械の軸にはライトがならんでいる。

お姉さんは石のひとつを箱からとりだし
機械のペン先に当てた。
すると、軸にならんだライトが
光り出した。


このライトの表示するバーが
長いと本物、短いとニセモノなんだって。

その証拠に、とペン先をガラスにあてて
バーが進まないのを見せてくれた。


いや~


まあ・・・・


そういう機械、あるのかもしれないけどさ。


その機械の性能が本物だって、どうして信じられる?
ルビーの何に反応してそういう判定してんの?
バーが進むときと進まないときで、
あなたがこっそり違うボタンを押してるだけかもしれないじゃん。
子供だましすぎるよ。
そういう子供だましを始めた時点で、
うさんくさすぎて買えないって思ってしまった。

 

逃げるように宝石店を去った私たち


「ちょっと考える時間もほしいし、
ほかのお店も見たいんだけど」
といって退散しようとすると
お姉さんの笑顔がひきつってきて、
「今日最初のお客さんだから安くするわよ」
と言い始めた。

「今買うなら5ドル安くするわ」
だって。さっきまけられないって言ったばかりじゃん?
「絶対本物だって保証するわよ。」
っていうけど
初対面のあなたに本物保証してもらったところで
私にはなんの価値もないよ。


なんか押す勢いが強すぎてたろさんは
どんどん腰がひけてきた。

逃がしてなるものかと、般若の顔になって
さらにさらに押してくるお姉さん。

その勢いのせいで買う気が失せてきているというのに
ひたすらひたすら押してきて、こっちが乗り気にならないので
どんどん勝手に値引きして、
最初35ドルかつ「まけられない」だったルビーが
20ドルまで下がった。

お姉さんは勝手に下げたんだけど
こっちが買う気にならないのでもうめっちゃ怒ってる。
店員から怒られたからって買う気が起きる客なんか
いないと思うんだけど。

最初にこやかだったお姉さんが怒り出したので
たろさんはびっくりしてちぢみあがってしまった。

潮時だなと思い、
「ごめんなさいいま持ち合わせがなかった」といって
店をあとにした。これじゃまわりの店を見るどこじゃないわ