アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY13 [2] 小さな商店で

商店でトイレを借りる

そのうち私はトイレに行きたくなった。
完全に町外れなので、トイレをかりられそうな
ホテルやレストラン、ましてやコンビニ、スーパー、
ショッピングセンターといったものはまるでない。
川と平行した道に沿って
たまに商店があるぐらい。

近くの売店に行ってペプシを買ったついでを装って
トイレありますかとクメール語できいたら、
店番をしていた20代後半か30才ぐらいに見える男性は
一瞬困ったようすに見えたけれども、意外にも英語で、
「小さいトイレならありますけど・・・」
といって奥にはいっていき、
なんか片づけていたと思ったら、
「ちょっとちらかってるけど、どうぞ」
といって店の奥にとおしてくれた。

これは確実に足が濡れるやつだな、と思ったので
靴下をぬいでおじゃましてみると
1帖ほどのお風呂場の片側に和式トイレがあり、
反対側にはいくつものたらいに
たくさん洗濯ものがつんであった。

洗濯ものをくずさないように入っていって
トイレをお借りして、出てきて、お礼をいった。

トイレと、店の棚の間は3畳ほどの住居になっていて
そのうち半分ほどをダブルベッドがしめていた。
そこにすごく色白のかわいい奥さんと
小さい娘さんが2人いた。

旦那さんはこんな中心からはなれたとこで
商店をやってるにしては英語がとても上手で、
「どうしてそんなに英語がお上手なんですか?」ってきいたら、
「私はホテルで働いてるんです」といった。
「今日はお休みですか?」ときいたら、
「娘の具合がよくないので休んだんです」といっていた。

トイレをお借りしたので
もう少し買い物をしてお返ししないと、と思って見渡すと、
店先に柔軟剤の袋があって、値段をきいたら
1個たったの300リエルだという。
10個3000リエル=80円ぐらいで買った。
安すぎてお返しになっていないな、と
手当たり次第にそのへんのスナックを2つ3つ買って
またお礼をいって私はパパさんたちのもとに戻った。

 

今日も釣れずに釣り終了

たろさんたちのところに戻り
ペプシ飲みながらしばらく釣りしてたけど
ほんのわずかなあたりすらない。

今日はたろさんが、
もういちど市場に行きたいと言っているし
けろりとおじいちゃんのリクエストにより
お昼にインド料理も買って帰らないとだから
今日も成果なしだけど、釣りは終わることにした。

 

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インド料理店で注文

こんなへんぴなところだけど
PassAppでトゥクトゥクを呼んだら、そんなに待たずに
車が来た。まずインド料理店にいき、
サモサ4個(3ドル)、マトンカレー(6ドル)、
チキンマサラ(3.5ドル)、ナン4枚(4ドル)を注文した。

「先に払う?受け取るときでいい?」ときいたら
「どっちでもいいよ」と店主のお兄さんがいう
「じゃあ先払っていくわ」とお金を出そうとすると
「まあ、10ドルでいいよ」といってお兄さんは
10ドルだけ受け取った。

「1時間後ぐらいに戻るね」といって私たちは店を出た。

 

オールドマーケットまでトゥクトゥク

ちょうどそこにいたトゥクトゥク
「オールドマーケットまで」
といったら2ドルだという。

ここからオールドマーケットって
絶対そんなにかかる距離じゃないので
「1ドル」って交渉したらさがったけど
それでも「1.5だ」っていう。
いや、私たちこのへんの地理わかってるけど、
ほんとそんな距離じゃないから。
暑いから歩かないだけで1キロもないから。

折れてくれないので、じゃあいいやって歩き出したら
1ドルって言ってきたけど、
降りるときトラブりそうだからスルーした。

歩きだすと、すぐ近くに旧型と新型のトゥクトゥクが1台ずついて
どっちの運転手も自分のトゥクトゥクの中で昼寝していたけど、
脇を通ったら旧型のほうのひとが声をかけてきたので、
「1ドルでオールドマーケットOK?」ってきいたら
気持ちよくOKしてくれた。

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お土産屋さん再訪

オールドマーケットで、まずあの日本語の上手な
お姉さんのとこにいって、おみやげにするTシャツとか
磁石とか、追加のクロマーなどを買った。


「磁石は遺跡で3個1ドルで買ったんだけど
その値段にしてくれる?」っていったら
「ほんと~?その値段で売ったらわたし社長さんにおこられるよ。
でも5個2ドルだったらいいです」というから10個買った。
ちな、これまるっと日本語の会話です。
一切日本語を学校とかで習ったことのないひとだよ。すごくね?

しかも、買ったものを袋に入れてくれるときに、
磁石のはりつけ方がおかしいやつを見つけてとりかえてくれて
やっぱこのお姉さんタダ者ではないなと思った。

 

私の愛するクロマー

クロマーは、やわらかくて吸水がよくて
色とりどりでかわいく、日よけや帽子や汗ふきなど
あらゆることに使えて便利で、
私たちはすっかり気に入ってしまって
結局8枚ぐらい買ったと思うけど
それでもまだまだ買いたりなかった気がする。

カンボジアの若いひとたちは
クロマーなんておばあさんの使うもの、といったイメージで
今はすたれてきているみたいなんだけど
もっと自分たちの文化のよさに気づいてほしい。
そしてクロマーを使う文化をなくさないでほしい。

けろりのアリババパンツもいいのがあり、
ほかにもいろいろ買って16.5ドルになったらお姉さんは、
「16ドルでいいです」と言ってくれた。

いろいろ探してもらったり、お世話になったので、
この日もチップをちょっと渡してお店を出た。