アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY17[2] カオサン通りは閑散として

 

カオサンはどこ?

 

タクシーに乗り込み、チャオプラヤ川沿いに北上したプラアティット通りは
以前はドアも壁もない、安価で庶民的な食堂とかが多かったが
今はこぎれいな店が多く
ほとんどが窓があってエアコンがきいてる店になっていた。

2011年に来たときに泊まったプラアティットマンションは
車窓からは見つけられなかった。
あの頃すでに古かったし、オーナーの美空ひばりに似てるおばあさんは
頼んでも部屋を見せてくれず、
写真だけ見て泊まるか決めろと言ったり
少し気難しい方だったから、時代の波に乗り遅れて
廃業したかもしれないなと思う。

プラアティット通りとサムセン通りがぶつかる角には
以前ニューワールドデパートという10階建てぐらいのデパートがあり
それが火事で上のほうがなくなったときいていたけど
上のほうがきれいになくなっても、もとの廃墟のままだった。

カオサンからほどよい距離のいい立地なのだから
ホテルでも建てれば儲かるんだろうにね。
でもタイのひとはけっこう縁起を担ぐらしいから
買い手がつかないんだろうか。

運転手はカオサン通り周辺を知らないみたいで
適当なところで下ろそうとした。

カオサンならカドには警察署があったはずだけど
長い年月の間に引っ越しただろうか?
なんだか見覚えのあるものが何もなくて
私もわからなくて言われるままに降りた。
そして歩いてみてやっとランブトリ通りだと気づいた始末。
ランブトリ通りなら、カドにはよく行った旅行会社があったはずだけど
それもなくなっていた。

 

見違えたカオサン通り

サムセン通りまで引き返して王宮方向に歩くと
今でも警察署がカドにあった。こっちがカオサンだ。


警察署の付近のカドにタクシー運転手がわんさかいて
そろいもそろって「floating market」と書かれた
写真つきのボードのようなものを見せてくる。


でも「パイレオ」(もう行ったし)というとすぐ引き下がる。
このへんにタイ語で返事をする旅行者はいないか
いたとしてもそういう旅行者からはぼったくることができないので
ターゲットに入らないようだ。
こんなあっさりした客引きはめったにないので逆にラクだった。

運転手たちの洗礼を抜けるとカオサンはがらんとしていた。
道路の両端を隠すようにたっていた露店がほぼ全撤去されているせいだ。
カオサン界隈はマッサージ店ばかりで
お土産店もこぎれいな店ばかりでまるでおもしろくなかった。


両側にお店がいっぱいあるところを見ればここ、
今も夜には人がいっぱい出てくるんだろうけどね?

バーガーキングで作戦会議

何も見ないでカオサンを通過しちゃって
みんな暑く疲れて呆然としてしまった。
時間的に、お昼をどうするか決めなければいけないが
暑くて頭がはたらかないので
作戦会議のためバーガーキングに入った。
さすがに王様の店だけあって、店内はキンキンに冷えていた。

バーガーキングの店員は、
顔立ちがカルロスゴーンそっくりで態度も尊大だった。
そして彼は、ソフトクリームでも食べて気を取り直そうとしている私たちに
ソフトクリームマシンは故障だと言った。
すいませんのひと言もなかった。

やむなくコーヒーと、大きいスプライトを買ったが
たったそれだけで124バーツもした。
この飲み物は6割がエアコン代だな。

とにかく涼しいところでひといきついて、
チャイナタウンでB級グルメを食べるか、
いやいや、今回はチャイナタウンで買い物してないから
チャイナタウンは明日ゆっくり行こうとか、
インド人街でインド料理食べるかとか、
いや、タイなんだからタイらしいもの食べたいとか
作戦会議も紛糾した。

中華街にいってB級グルメ食べるとしたらどこだろう、と
googleマップで中華街のへん調べたりして迷走したけど、
考えてみたら中華街にある店とか
googleマップに載ってる店だけがうまい店じゃないし、
じゃあそのへん歩いてここって店があったら入ってみよう、
そういう店がなかったらいっそサトーンまでかえって
セブンで買ってたべようってことになった。

スプライト飲み終えてバーガーキングをあとにした。
たしかカオサンから民主記念塔方向にのびる路地が
あったはず、と裏通りに入ったら、さらに入った路地に、
なんとなくそそる料理やがいくつかあって、
そのひとつに賭けてみることにした。