アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY08 [2] 灼熱のバイヨン

 


まずはバイヨン


南大門をじっくり見たあとは
また車に乗り込んで、バイヨンに向かった。

バイヨンまでの道のりはほとんど森で、
道ばたには猿の一団がいた。


バイヨンの前の象


バイヨンの前について、車から降りた。
駐車場には象乗り場があって
象が2、3頭お客を待っており、
けろりが乗りたいと言った。

遺跡の間を象に乗るのも素敵だとは思うんだけど
いまのおじいちゃんのお尻では象のりに耐えられないし、
そもそもおじいちゃんは象にのりたがらないし、
それ以外の私たちは全員象に乗ったことがあるし、
象に乗っているあいだにもどんどん暑くなって
遺跡に避ける時間がなくなっちゃうので却下した。

話によると以前酷暑の日にここで観光客を乗せていた象が
熱中症で倒れて死んでしまい、
動物虐待だという声が強く起こって
アンコールワットでの象乗りは近々廃止されるんだってね。
たしかに過酷な環境だものね。


バイヨン見学


普通元気なひとたちは、ここで車と別れて
歩いて点在する遺跡を見ながら
進んで行くんだけど、
私たちは数百メートル歩く体力すらも節約して
遺跡観光にあてなければならないので
ウィサさんには降りた場所で
待っていてもらうことにした。

 


この時間バイヨンはまだすいていて、
すばらしいレリーフを、誰に邪魔されることもなく
じっくりと見ることができた。

 

象と行進する兵士たち

火をおこしてるひと

車輪の向こうに豚がいる

おしりをスッポンに噛まれてるひと

つかまえたキジをかついでいるひと

葉の一枚一枚がとてもくっきりと立体的で生き生きとしている。

これ修復できるのかな

左の木と右の木は葉っぱの形が違う。
象の顔んとこ石の色が違うのはなぜだろう。

上の段、説法か学校かわからないんだけど、
一番後ろで居眠りしているひとがいる。

右側、犬かヤギをつるして料理しようとしている。

 

表面が溶けちゃってる柱

ワニに足かじられてるひと

おなかをかじられてるひと。

出産中の女性

髪あらってる女性

犬を鍋に入れようとしている。

アンコールワットの彫刻が
神話などにもとづいて
どちらかというとかしこまったものが
多いのに対して、

バイヨンの彫刻は生活に根ざしたものが多く、
その当時のひとびとの暮らしぶりが
生き生きと、ときにユーモラスに描かれていて、
こまごまとしたところに
隠された彫刻家の遊び心を見つけるのが楽しかった。

 


しかし今日は晴れすぎていて、めまいがするほど暑い。
私とたろさんはクロマーをぬらしたけど
濡らしても濡らしてもすぐかわいてしまった。

歩き出してしばらくして
けろりが苦しいといいはじめて
背中をさすったりしながらすすんだ。


半分ほど第一回廊のレリーフを見たところで
仏塔のある回廊まで上がったら、
ここはもう、すごく混んでいるし、
日が出ていてとても暑く、危険すら感じる。

仏塔のある回廊にあがったとたん
けろりがトイレに行きたいと言い出してしまったので、
あとの4人を残して私とけろりは車に戻った。