DAY12 [1] アンコールワット2回目
パンとジュースで朝食
今日から旅行そのものも、後半に入った。
朝、けろりの熱をはかったら36度8分。
気持ちわるいのはなおったようだけど、
熱がまだ少し高めなので注意したほうがよさそう。
ゆうべまたタケオゲストハウスに連絡して
ミニバンをお願いした。
今日はアンコールワットの見損ねた回廊の
レリーフを見にいく。
いつものように朝食時間より少しフライングの
6時20分くらいに朝食を注文したけれど、
シェフがまだ来てなくて、すぐに料理が提供できないという。
ミニバンに遅れるといけないから
料理はキャンセルしてパンやジュースだけで朝食にすることにした。
そしたら6時半を少しすぎて
「シェフが来たから料理を作れるけどどうする?」
と、ウェイターさんが聞きに来た。
でも、いまから作ってもらったら
全部出てくるまでに確実に7時過ぎてしまう。
アンコールワットは出足が命なので、
そのままパン食べて、したくをしてでかけた。
今日も運転手はプンローさん
今日もウィサさんはトゥクトゥクでベンメリアに行ったらしくて
プンローさんが迎えに来た。
出発の前にプンローさんが
「チケットはもってる?」ときいてくれたので
ウィサさんのときと同じように運転席脇の物入れに置いた。
そしていつものように北上してチェックポイントに来た。
ウィサさんならチケットをみずから出して
○人です!とか言ってくれるところだけど、
プンローさんは、チケットチェックが終わるのを待って
どこか遠くをみてほおづえをついていた。
チケットを出してチェックを終わらせてくれるのは
ウィサさん独自のサービスだったんだな、と思って
自分で窓をあけてチケットを出した。
西門からのスタート
今日はアンコールワットの西門(正面)にいってもらった。
今日は正面側から入り、「天国と地獄のレリーフ」を見て
東門に出る計画なので、プンローさんには東門で
待ってもらうよう頼んだ。
おりて歩き出してすぐにけろりが
「リュックおいてくればよかった」といったので
振り向いてプンローさんの車を探したけど
もう行ってしまったあとだった。
けろりは体調が万全でないので
リュックは私が持つことにした。
見学スタート
今朝は天気がすごくよくて日差しが強く、
ちょっと暑さが心配な感じだったけど
車をおりたらまあまあの薄曇りになった。
壕の手前では、何人かのガイドがお客を探して
声をかけている。
日本語のガイドもいて、声をかけられた。
旅行会社やホテルを通して仕事が入らなかったら
遺跡に来て仕事を探すわけか。
ガイドもラクじゃないね
壕のハスが美しい。
仮橋からわたって寺院へ向かう。
けろりはトイレ行っといたほうがいいな。
今日は遺跡の南側を歩いてきたので
先日と反対の南側のトイレに入った。
トイレのまわりにはおみやげもの屋があった。
先日のトイレは有料だったけど、
こちらはチケットを持ってるひとは無料だった。
まずは十字回廊
中に入って、天国と地獄のレリーフを見に行く前に
まず十字回廊に行った。時間が早いので先日に比べると
少しすいている。
先日赤い服きた中国女性が長い間グラビア写真を撮っていて
なんだかなぁ、っていう写真しか撮れなかった
沐浴池にいって写真をとった。
池に水はなくて、底に草がはえて花が咲いている。
アンコールワットの十時回廊は、ワット全体から見ても
ちょうど中心にあたるらしい。この十時回廊の中心の床に
スマホをおいて、4人で東西南北からのぞきこむ
写真をとるのが流行ってるらしくて
すいてるので私たちも撮ってみることにした。
私たちのほかにもその写真をとろうとしてる白人カップルがいて
その彼氏のほうがタイマー撮影を設定して
時間がかかってるようだったので
ちょい先に撮らせてもらってもいい?といったら
どうぞどうぞ、って気持ちよく譲ってくれた。
たろさんちょっとだけ中心からズレてるぞ
順番をゆずってくれたカップルは、ガイドさんを連れていたんだけど
私たちが撮り終わったあと、そのガイドさんが
「あなたの息子さんを借りてもいいですか?私たち3人だから」
と言うのでどうぞどうぞ、とたろさんを貸した。
このシチュエーションで見ず知らずの外国のひとと
撮った写真というのもなかなか記念になるものだと思ったので
私のカメラでも撮らせてもらった。
手をつなぐのがポイントだったかな?
このカップル、この写真をひとに見せるたびに
「この子だれ?」って聞かれているんだろうな。
その後、十時回廊の北側にある、音が反響する部屋に行き
胸を「どん」とげんこつでたたいてエコーが返るのを聞いた。
ここでドン、とやると、体の中の悪いものが出ていくんだって。
そのあとまた第一回廊に戻り、
先日見なかった西回廊の南側「マハーバーラタ」のレリーフと、
南回廊の西側「ジャヤバルマン二世の行軍」、
南回廊の東側「天国と地獄」を見た。
回廊の石と石の間の溝にけろりがアリジゴクを見つけていた。
あら?床に鉄筋が入っているわ。
この方がジャヤバルマン?
足の下で誰かが踏まれていて、
鹿が猛獣にかじられているみたいなんですけど。
こちらは人間が猛獣にかじられている。
彫刻の清掃している方がいた。
Bluetoothイヤホンで音楽ききながらやってるのかな。
この首かせをされているひとたちは捕虜か奴隷か・・・
回廊の頭上はほとんどのエリアで屋根の裏側が丸見えだったんだけど
一部だけこのような天井がついていた。
1マスだけ抜けているところがあった。
もともとは回廊全部にこういう天井があったのかな
こちらが「地獄」のレリーフで、全身に針のようなものを刺されています。
痛そう・・・
今回は回廊は4辺のうちの1辺しか見なかったけど
けっこうゆっくり見てまわって、
それだけですっかり疲れた・・・
余力があったらほかの遺跡もちょびっといこうかと思ったけど
全然そんな体力はなかった。
ここ数日色の濃い服を着ると、帰ったとき
だいたいTシャツがシオふいてるんだけど
今日は短時間なのに立派なシオが・・・。
レリーフ見終わった時点でおじいちゃんが
トイレに行きたくなってしまった。
一番近いのはさきほどはいったトイレだけれど、
さっきのトイレに戻ったら東門まではすごく遠くなってしまう。
それなら西門に出れば早いが
プンローさんは東門に行ってもらっているし
プンローさんの電話番号は聞いていない。
東門側にトイレがあるかわからないだけど
考えた結果、このまま東門まで向かうことにした。
運転手さんとは、別れる前に必ず
電話番号は聞いておくべきだったな・・・
汗だくになりながら歩いて
やっと東門にたどりついた。
幸い東側にもトイレあって
チケットを持っているひとは無料だった。
トイレ前にたどりついてホッとひといきついた瞬間
大勢のおみやげ売りに囲まれた。
ひとりのひとが、小さめの
アリババパンツを押しつけてきた。
たろさんにちょうどよさそうな感じ。
2ドルに値切ろうとしたら
「それは私が仕入れた値段よ!」って言われた。
アリババパンツ、2ドルで売ってる店も見たことあるから
絶対そんなわけないと思ったけど
なんか気の毒になって2.5ドルで買った。
付近には簡単な屋台みたいな食堂もあって、
その見た目にしては汁そばや焼きそばが3~5ドルとか
ちょっと高い。
ここでごはん買って帰ろうかと思ったけど
おかゆがなかったのでやめた。
プンローさんと落ち合い、
「今日はもう戻ります」といって
ホテルに送り届けてもらった。