アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY09 [4] キリングフィールド

 

キリングフィールド

 

キリングフィールドに到着してみたら
キリングフィールドを見学したくないのは
おじいちゃんだけだった。

 


ウィサさんにはここで今日のお金とチップを払って
おじいちゃんをホテルに送り届けてもらうことにした。

キリングフィールドのお寺は思ったより小さかった。
資料となる写真や説明のボードがいくつかあるけれども
プノンペンの様子を映した写真とかが多く
この場所にまつわる資料のようなものはあまりない。

 


ただ、小さなお堂に、ここで発掘されたらしき
たくさんの犠牲者の頭骨がおさめられていて
この場所の意味と重大さは
はっきりと感じられた。

 

 

 

 


お堂にお賽銭入れがあったので、子供たちに
リエルのお札をそれぞれ渡して入れさせ、
クメールルージュの犠牲になった方たちの
冥福を祈った。

今日はお葬式と事故に遭遇したので
今日の亡くなったひとたちも天国にいけますようにと祈った。

けろりは私の横で
「これ以上死人が出ませんように」と祈ってた。

まあ、そうなんだけど、
この厳粛な場で言うことにしてはあまりに不謹慎というか
場違いすぎて、不覚にも笑ってしまった・・・

 

キリングフィールドのトイレ

ここの境内で、けろりがもうトイレに行きたいという。

トイレのサインが見つかったので連れていったら
途中に東やがあって、尼さんが2人いた。
この尼さんはトイレの見張りなのか、たまたまここにいたのか
わからないが、トイレの料金は1ドルだといった。

1ドルって高くない?
遺跡の敷地内の公営のトイレだったら、チケットを持ってるひとは無料だし
公営でなくてもふつうは2000リエル(50セント)ぐらいなんだけど。

高いと主張するにも言葉もわからず
本当に1ドル入れた。

けろりだけトイレに走っていったら、あんたも行っていいんだよ、
みたいなしぐさをしている。どうやら尼さんたちは、
私もトイレに行くと思って2人ぶんのお金を請求したらしい。

おつりないですか、と英語できいたけど首振ってるし
もう1ドルは透明な賽銭箱に入れちゃってとりかえることもできないし
しょうがない、戻ってきたけろりと尼さんたちで
記念写真とらせてもらった。

近距離だけどトゥクトゥクで移動


キリングフィールドは、頭蓋骨のお堂にお参りしたら
あとはもうさほど見るものはない。

でもそういえばこの付近に、カンボジアベトナム
戦争記念公園があったなと思い出した。

その脇にローカルな感じの市場があったはず。
距離的には1キロもなさそうだけど、歩くか?乗るか?

今日はあいかわらずの晴れで暑いし
道を見渡してもすぐ近くには見えないので
そこらへんにいたトゥクトゥクにたのんで1ドルでのった。
10分もない距離だったけど
炎天下だったので乗って正解だった。

 

ジャヤバルマン7世病院


記念公園はジャヤバルマン七世病院の隣だった。
そしてその間の路地に、小さな屋台が軒を連ねている。

ジャヤバルマン七世病院は子供を無料で診てくれると
ウィサさんが先日言っていた。

アンコールワットのチケットは1日、3日、7日チケットとあり
それぞれが37ドル、62ドル、72ドルと
キリのよくない料金なんだけど
それぞれ2ドルがこの病院の運営に
あてられている寄付なんだって。

とはいえ、子供と親たちは炎天下、外で待たされていて
またその人数たるや、50人?100人?
医師が何人いるか知らないが、
みな長期戦を覚悟といった風情で
効率的にさばかれてるようには見えなかった。


こんな暑いとこで待っていたら
かえって具合が悪くなってしまいそうなのに
それでも来るということは、ただの風邪とかおできではなく
なにか重大な疾患がある子たちだと思うんだ。

にもかかわらずこんなに大勢集まるということは
近隣の町からも、もしかすると遠方の町からも来ているんだろうし
それだけ町全体で、あるいは国全体で
医療が足りてないってことだろうと思う。

 

 

 

 

病院のとなりの市場

記念公園は、比較的新しい記念塔と彫刻が
炎天下にメラメラとそびえ立っているだけなので
見る気をなくして、脇道の市場を覗いた。

ここの市場はあきらかに、病院の患者家族の
需要をあてこんでいるようだ。

ほんの100mほどの路地の突き当たりまで
紙おむつだとかパジャマだとか、洗面器、歯ブラシ、
石けんみたいな日用品の店に加え、衣類、
料理を売っている店もあればフルーツを売っている店もある。

生活に必要そうなものは何でもあるといった感じ。
ただ、旅行者に必要そうなものはあまりないかな・・・

病院のトイレ


店をのぞいていると、けろりがまたトイレいきたいといいだした。

目の前が病院だけど、あれだけ子供や親が大勢いるから
病院にはトイレがあるだろう、と思って
病院の入り口に向かうと、
警備員的なひとから「あっちにあるから」といって
大きく腕を伸ばして外を指さされた。

その腕の伸ばし方から察するに、道の反対側?
そちらにも病院の建物があるみたいなので、
行ってみよう、と歩き出したら、ほんの10m先の
壁際にトイレがあった。

 


ハテ?昨日もこんなことがあったね
サマキ市場でおかゆやさんを聞いたときに
ずうっと遠くを指さされた感じがしたので
歩き出したらすぐ隣の敷地だった。
カンボジアは方向を示すときに
近くでも大きく手を伸ばすのが普通なのかな・・・