DAY01 [5] エビ釣り
pp@hotelから近いエビ釣り堀
部屋は3つあるので、誰が誰と組んで
どの部屋に泊まるか割り振り、ひと段落したところで
たろさんとエビ釣り堀の下見をしに行った。
このエビ釣り堀は、ストリートビューで
このホテル近辺を見ていたら偶然見つけたんだよね
ホテルから歩いても15分はかからないと思うけど
飛行機のあとでそんだけ歩くのは
ちょっとしんどいかなという距離。
このホテルは1.5kmものソイ(路地)の真ん中にあるので、
パクソイ(ソイの入り口)までは、無料でトゥクトゥクで
乗せていってくれる、とレビューに書いてあった。
それなら、タイソイ(ソイの出口・ソイ奥)まででも
連れていってくれるんじゃないだろうか?
エビ釣り堀のある道の名前がわからないんだけど、
ソイ26のタイソイのむかいあたりということはわかっていたので
ホテルの受付のへんにいたお兄さんに、
「ソイ26のタイソイ(ソイの奥)に行きたいんだけど」
というと、別のスタッフのお兄さんを呼んで
バイク2台で私たちをそれぞれ後ろにのせ、
ソイ26のソイの奥まで連れていってくれた。
エビ釣り場はそこから数分のところだった。
大きな駐車場の入り口には看板があって
ボートックン(エビつり池)と書いてある。
店名の読み方がわからないけど
私の乏しいタイ語の知識を総動員したところ
「クラウディー」って感じでどうでしょうね
教えて、タイ語のわかるひと。
ランシット・ナコーンナヨック各ソイのタイソイ方面から来る場合、
この茶色い壁のむこう側から歩いてくる形になる。
この写真は、駐車場に入って振り向いた状態で撮ったもの。
駐車場を抜けた正面には池のような沼のような場所があり
そのほとりに、オープンエアのレストランがある。
中央には四角いプールがあって
両側に木の椅子が8脚ぐらいずつ並んでおり
何人か釣っているお客さんがいる。
きれいなウェイトレスのお姉さんに値段をきいたら、
1時間100バーツだという。
ついでにメニューも見せてもらったら、
まあまあ手頃な値段で食事もできるみたいだ。
明日は休養日で予定がないので
元気なメンバーを連れて遊びに来よう。
お礼をいってメニューを返し、じゃあ、明日来ますね、といって
出ようとすると、たろさんが
「ちょっとやってみたくね?」という。
エビつりやってみよう!
ええっ本気?今から?
私たちさっき飛行機でタイに到着したばかりで
荷物置いてひと休みもしてないんだよ?
しかし時計を見ればまだ4時半だし、
外は当然まだぜんぜん明るい。
疲れてるけど、エビ釣りで何か疲れるわけでもない
なんならエビ釣りしながらのんびり休めばいいわけで・・・・
やってやれないことはないな。
という結論に至り、1時間だけやってみることにした。
まあ、たろさんだけね。
席について、細いコーラを2本たのんだ。(1本15バーツ)
池からの風がほどよく吹いてきてまったく暑くない。
てか、バンコク全然暑くないな!
お姉さんが釣り竿とエサの皿を持ってきてくれ、
まず釣り糸の長さを合わせてくれた。
エビはプールの底にいるので、ちょうどエサがプールの底についてて
エビがかかったときに浮きが引っ張られるように
釣り糸の長さは調節されてないといけない。
私は釣りはしないので知らなかったんだけど
その長さを合わせてくれてるらしかった。
持ってきてくれたエサは鶏のハツを切ったものみたいだ。
外側の皮はエサにはならないのか、
皮をつるりとむいて脇に置いたあと
身の部分をハサミで5ミリ角ぐらいの大きさに切り、針につけてくれた。
水はにごって中は見えない。というか、ブクブクの泡の色を見るに
どうやら水に青い色をつけて見えづらくしているみたいだ。
ときどきクイクイと糸がひっぱられる。
それで上げてみるけれども、エビは逃げてしまっている。
タイミングが合わなくてなかなか釣れない。
お姉さんが気にかけて、わざわざ餌を切ってくれたり
さおを引く手伝いに来てくれた。
言葉の通じない私たちに、アタリがあったら
強く引くんだよ、と身振りで教えてくれる。
たろさんの前に小さいメモが貼ってあるでしょう?
これに開始時間が書いてある。
糸の長さを合わせたり、エサを用意したりするので
準備が終わった時点を
スタート時点にしてくれている。
しばらく釣っていたら、小学校の制服を着たままの
花売りの少年がやってきた。
いい香りのお花のレイをいくつもカゴに入れている。
たろさんとかわらない年頃の子なのに
放課後に売り子のお仕事大変だなあ。
値段をきいたら20バーツというので1つ買った。
その後少しずつお客さんが増えて
やがてほとんどの席がうまった。
ほかのお客さんたちの釣れ具合はどうかというと
ガンガン釣れているひとはいないけど
あちらで1匹、ちょっとしてこちらでも1匹というふうに
まあそこそこ釣れているようだ。
ついに釣れた!
1時間近くがたって、その間10分ぐらいごとに
コンスタントにアタリがあり
エビが水面まで来たときもあったけど
結局逃げられてしまった。
もうダメだなと思い、帰りじたくをするために私はトイレにいった。
なかなか清潔なトイレだった。
そして戻ったら、たろさんが満面の笑みをうかべていた。
なんと私がトイレ行ってる間に
1匹釣れたんだって!
だったら時間終わるまでそばにいればよかった。
(っていうか私が疫病神だったのかもしれないけどな!)
隣にいた、自分の竿もってきてて、
タトゥーいっぱい入ってる
ちょっと怖い感じのお兄さんが、
針からとるのを手伝ってくれたらしい。
時刻はちょうど1時間が過ぎたところだった。
1匹だけ焼いてもらうのも手間なので
エビは返して、精算してお店を出た。
(あとから考えると、エビは
手伝ってくれたお兄さんにあげればよかった)
タラグランドの前のナイトマーケットへ
2人でモトサイに乗り、ソイ14のパクソイ(ソイ入り口)に近い
タラグランドホテルの前の
ナイトマーケットまで乗せてもらった。(40バーツ)
ここのナイトマーケットも、
google mapで付近の市場とかの写真を見ていたときに
見つけた場所だった。
毎日やっているわけではなさそうだったので、
事前にタラグランドの受付に電話して、
何曜にやってるのか問い合わせたら
(客でもないのにすいません)
木~日でやってるんだって。
今日は木曜だったので、楽しみに行ったけど
残念ながら、さほどの賑わいでもなかった。
賑わっている市場なら、明日みんなを
連れてこようと思ったけど、
まあ、この程度なら全員連れてこなくていいな。
おじいちゃんもおばあちゃんも疲れやすいので
今回の旅では、比較的元気な私やたろさんでできるだけ下見をして
見る価値あるかどうか、確認を徹底しようと思っていたので
ここは連れてくるリストからはずした。
持ち帰りの料理で夕食
ここで、たけのこカレー、ルークチン(豚肉のすりみ団子)の串焼き、
フライドチキン、ナムチュートーフ(卵豆腐いりスープ)など買って、
セブンで牛乳とか洗剤とか、大きいボトルの水を買ってかえった。
おばあちゃんのお気に入りの辛いハムもね。
エビ釣りをすることは、連絡しておいたけど
けろりがよほどおなかがすいたらしく、Skypeで
まだ帰ってこないのかって矢の催促が来ていた。
市場の前からホテルへの帰りは、
モトサイ1台、2人で30バーツだった。
このホテルはみんなで囲めるようなテーブルがないので
しょうがないからベッドの上にバスタオルを敷いて
その上に料理を置いて
みんなで車座になって食べた。
おじいちゃんはだいぶお尻が痛いようで、
立ったりすわったりしながら晩御飯食べていた。
食後解散し、けろりこはおばあちゃんと、
たろさんはおじいちゃんの部屋で寝た。
私は広いベッドでひとり。
なんかガランとして寂しい。