アンコールワットに行ってきました

夏休みに三世代で、カンボジア+タイを旅行した記録

DAY06 [3] ソクサンのレストランKhumer Taste

 


ソクサンのレストランKhumer Taste 


今日の夕食後は
ナイトマーケットに行きたいと思っていたので、
まずはその近くにある
ソクサン通りに向かった。

 

ソクサン通りはバックパッカーの間では
いま一番アツい通りらしくて、
手頃なレストランが揃っているんだって。


シバタ通りを南下し、ソクサンに入ってほどなく左手に、
KumerTasteという店が見えたので、おろしてもらった。


細いわりに交通量の多い通りで、コワモテの運転手さんは、
私たちが全員安全に渡れるように気を配ってくれた。
こわいのは顔だけで案外いいひとかもしれん・・・。

この運転手さんは、顔の迫力と身長から、
私たちは勝手に格闘家と呼んでいたんだけど、
トゥクトゥクにはMr. Touchと書いてあった。

英語のタッチという綴りだけど
そう読むかどうかわからない。
トウチさんかもしれない。

昨日のバンのVisaさんも英語読みしたらヴィザさんだけど
発音はウィサさんだったしね。

 

Khmer Tasteのフィッシュスパは$1で時間無制限


さて、到着したKhmerTasteという店は、
店先にドクターフィッシュの水槽があり、
ひとり$1で時間無制限。

 

実は、いまのホテルを予約する前に
別のホテルに泊まろうと考えていた時期があった。

そこは庭にドクターフィッシュの池があって、
いつでも足つっこみ放題ということで
子供たちが楽しみにしていた。

ただ、ドミも併設してることと値段が安いことで
ホテル全体の雰囲気がちょっと若く、設備も簡素。

もしおじいちゃんが体調が悪くて留守番とかしたら
あまりくつろげる雰囲気ではなかったので
見送ったという経緯があった。

ここに連れてきたのは、子供たちに、つっこみ放題とはいかなくても
せめてちょっとぐらいはドクターフィッシュを
楽しませてあげたいという気持ちからだった。


子供たちは、自分の食べたいものを注文すると
すぐに飛んでいって水槽に足をつっこんだ。

 

 

 

 

 

たろさんとけろりがよろこんでいくのはわかるが、
おじいちゃんも注文してから水槽にいって
キャッキャいって足をつっこんでいるのだからおかしい。

もしかしたらフィッシュスパのあるホテルにした方が
おじいちゃんもよかっただろうか・・・ 

 
ドクターフィッシュはタイでも何度か
試したことがあるけれど
ここの魚はタイのドクターフィッシュよりも
あきらかにひとまわり大きく
肉までくいちぎられそうな感じがした。 

 

Khmer Tasteの料理

まもなく料理が運ばれてきた。
お店のひとに頼んでタオルを借り
足をふいて子供たちとおじいちゃんも
テーブルへと戻ってきた。

 

こちらはサワースープ、とかいうもの。

ロックラック。
ごはんがハート型なのがかわいい。
お通しの揚げピーナツがおいしかった。

こちらはアモック


けろりのフライドポテト。

 

↓クメールふう野菜スープ

 


けろりはほぼフライドポテトしか食べないので
料理を食べるひとは5人。

それなのに、ロクラックを3つと、スープものを2つと
アモックまで頼んだので少し持て余した。

Khmer Tasteの料理は、牛肉は硬いものの
全般に味付けがよかった。



猫が寄ってきておねだりするので
残ったお肉をだいぶあげた。
(人間の塩加減のものを動物にあげちゃ
いけないんだってね・・・)

このお店はgoogle mapで見つけたんだけど
評価が高くてレビューの数もすごく多い。

私たちがお店に入った時間はまだ早かったので
先客はあまりいなかったけれど
ほどなく席がいっぱいになった。

お店をきりもりしている若旦那さんと奥さんは
にこやかで手際がよく親切で
お店も居心地がよかった。


ご夫婦で英語フランス語
カタコトの日本語のほか、中国語も話せるらしく
様々な言語を駆使してお客をもてなしていて
味もおいしいしいし、安いし
繁盛する理由がよくわかった。

 

ナイトマーケットへ

そのあと、向かいにある、いかにもセブンイレブン
意識した感じのスーパーに行ったけど、
お土産物やら、タイからの輸入スナックやらが
ちょっとずつ置かれたさびしい感じの品揃えで
欲しいものがなかったので、なにも買わずに出た。


ナイトマーケットまでは、
Khumer Tasteからほんの2,3分だった。

ついてみると、まだ宵の口なので
お客がほとんど来てなくてガラガラだ。

ちょっと店をのぞけば店番の若い女の子たちから
「マダーム!ユーバイサムシーング!(奥さん、何か買ってよー!)」
と声がかかり
次から次へとクロマーを広げて見せられる。

断るとなかには露骨にイヤな顔をしたり、「あ、いまなにか
悪態ついたな」とわかる独り言を言う店員もいたりして
あんまり気持ちのいいところではなかった。

 



パパさんにからむ売り子

マーケットの入り口付近に、ちょっと品質のよい
クロマーを売っている店があって、
私とおばあちゃんが品定めしていたら
外でパパさんの笑い声と売り子の声がきこえてきた。

パパさんは人見知りで、
知らないひとと打ち解けることはほとんどないので
継続して笑い声が聞こえたら、それは逆に困っているときだ。

顔を上げてみたら、近所の店の売り子の女の子が
ちょっと見ていくだけといって
パパさんの腕にからみついていたので

「Hey!! Don't touch my husband!!
(ちょっと!うちの旦那に触んないでよ)」
といったら女の子は飛び退いた。

ちょっと申し訳なくなって
「I'm just joking.(いや、冗談よ)」
と言ってフォローしたけど
パパさんは解放されてほっとしたようすだったから
やっぱり言ってよかったかな。


おじいちゃんは先に帰宅


ナイトマーケットを歩いてたらおじいちゃんはだいぶ疲れたようで、
だんだん呆然として、遭難したみたいな顔つきになってきた。
もう帰って休んだほうがよさそうだ。

私が戦線を離れると一行は路頭に迷ってしまうから、と
パパさんがおじいちゃんと帰ると言ってくれた。
けろりも疲れて帰るというので
3人をトゥクトゥクに乗せ、見送った。

私とおばあちゃんとたろさんは
残って、シバタ通りのアジアマーケットというスーパーに行き、
おみやげの候補のアンコールクッキー
(まずは味見用に小さいやつ)と
コーヒー、むいた晩白柚、氷などを買った。


かえりはPassAppで小さいトゥクトゥクを呼んで
乗って帰ったら料金は4128リエル。
この運転手さんは、端数はびしっと切り捨てるタイプだったから
「ワンダラー」と言われ
$1払った。


ほらね~、PassAppで呼んだら2台にわけたって2ドルちょいじゃないの
さっきのコワモテの運転手さんの1台に
6人乗って3ドルはどう考えたって高いわ。

 

ホテル専属トゥクトゥクで町に出るときに$3払えるか?


でも、この件については、あとでおばあちゃんと話し合った。


町までPassAppでトゥクトゥクを呼んだら
2台でも2ドル強で収まる。

ホテルの専属トゥクトゥクに乗ったら、3ドルかかる。

ホテルの目の前にいつもいる、このドライバーのひとたちと
円満な関係を維持するために、この差額の1ドルを払えるか?


ウーン


どう考えても払えるね。


ホテルの前のトゥクトゥクに乗るのなんか
1日1回か、多くて2回。

今日もう3日目だから、あと残すところ1週間。
毎日顔あわせるひとたちと円満にやれるなら
1日100円や200円ぐらいぜんぜん払えるね。


そこをぎっちり切り詰めて最安に持っていくのが
バックパッカーの鉄の掟だけど
私たちバックパッカーじゃないしね。
(毛のはえたようなもんだと言ったばかりだけど)


そもそもこの、少しへんぴな立地のホテルにしたおかげで
ホテルのクオリティ的には
毎日$30ぶんぐらいは得してる。

そのかわりに中心部に移動するコストがかかるけど
町への移動コストは1日に$10もかかってない。

ここでケチケチして、毎日ホテル前で挨拶する
運転手さんたちと
ギスギスするなんて勿体ないもんね

 

蚊よけのスプレーが見当たらない

 

帰ってきたら、部屋に蚊よけのスプレーがないといって
たろさんが降りてきた。

私たちは旅行に来るときは必ず
「蚊がいなくなるスプレー」を2本は持ってくる。

これを使うと室内の蚊が駆除できて
東南アジアの夜も快適に過ごせるので
絶対忘れられない必需品だ。

誰かがボーっとしてうっかり飛行機の
持ち込み荷物に入れて没収されたりしたら
そのあとの旅で泣きを見るので
予備の意味もこめて2本。

今年はおばあちゃんがさらに用心して
もう1本持ってきてたんだけど
このおかげで各部屋に1本
配置することができていた・・・はずなのだが
それがないという。

おばあちゃんによると、部屋が分かれたときに
ちゃんと袋にいれて渡したとのこと。


おじいちゃんの荷物確認してごらん、といったら
3階は廊下の電気がついてなくて真っ暗で、
怖くてたろさんひとりで上がれないという。
それなのにひとりでがんばって降りてきたのか(^^;

まず受付に行って廊下の電気をつけてもらうようにたのみ、
暗い廊下を通って3階の部屋にいってみたら、
蚊よけのスプレーは
おじいちゃんのもってるジップロック袋にちゃんとはいっていた。

おばあちゃんが実物を見せながら
この袋に入れておくからねって言ったの
おぼえてなかったみたい。

私が降りるときには、廊下の電気はつけられていた。

このときに限らず、やはりひと部屋だけ3階になった関係で
ときどき忘れ物とかもののやりとりが発生すると
おじいちゃんが自分で来るのは大変なので
たろさんがメッセンジャーボーイとして派遣され、
長い階段を行ったり来たりさせられるので
ちょっとかわいそうだった。

 


さあ。
今日は夜も出歩いてだいぶ疲れたので
明日こそは休養日にしよう。